WordPress記事を作成したら、必ずアイキャッチやサムネイルの画像を付けるようにしましょう。
理由は、アイキャッチやサムネイルがあると、サイト訪問者の目を引いて記事を読んでくれる可能性がずっと高まるからです。人気ブログを作りたいなら必須事項の1つです。
特に、装飾文字でキャッチコピーを入れた画像をアイキャッチとして使うと、効果大なのでとてもお勧めです。
今回は、画像編集ソフト「GIMP」を使って、画像に帯付きの装飾文字を入れる方法を紹介します。
この記事を読めば、下図のようなアイキャッチ画像を5分もかからずに作れるようになります。
初心者の方も失敗せずに作れるように、画像付きで丁寧に解説していくので安心してください。

アイキャッチ画像
編集したい画像をGIMPにインポート
まずはGIMPを起動してください。

GIMP起動
画面上部のメニューから、「ファイル」-「開く/インポート」を選択してください。

画像インポート操作
ファイル選択が画面が表示されるので、編集したい画像ファイルを選択してください。
下図のように、GIMPに画像が取り込まれます。

画像インポート結果
文字の挿入
ここからは、画像に装飾文字を挿入します。
今回は装飾文字として、黄色縁取りの赤文字を挿入してみましょう。
シンプルですが、目を引く色合いになるので、アイキャッチ画像向きでお勧めです。
ツール一覧から、「A」をクリックしてください。
文字挿入モードになります。

テキスト挿入モード選択
画像上でマウスをドラッグして、下図のように画像と同じ横幅の帯状の文字入力エリアを指定してください。

文字入力エリア指定
文字を入力してください。
文字入力エリアに文字が表示されます。

文字入力
文字の色、サイズ、フォントを変更したいので、まず文字を選択してください。
マウスドラッグで文字を選択できます。
選択された文字は下図の通り一文字一文字が小さな四角い枠で囲われます。

文字選択状態
下図の通り、文字設定ツールが表示されているので、好きな色、サイズ、フォントに変更しましょう。
ここでは、画像横幅一杯に文字が表示されるように、文字サイズを大きくしました。
また文字色を水色から赤色に変更しました。

文字の色、サイズ、フォントの変更
文字の装飾
次に、赤文字を黄色く縁取りして、文字装飾を行います。
やることのイメージとしては以下の通りです。
- 赤文字の形をコピー
- コピーした文字の形を少し拡大
- 拡大した文字の形を黄色で色塗り
- 黄色文字の上に、それより少し小さい赤文字を重ねる
- 結果として、赤文字が黄色く縁取られたように見える
イメージ伝わったでしょうか。あとは説明図を見ながら作業してみてください。イメージがより具体的に湧いてくると思います。
画面上部のメニューから、「レイヤー」-「透明部分」-「不透明部分を選択範囲に」をクリックしてください。
少しわかりにくいかもしれませんが、赤文字の縁が点線で囲われました。
これで、文字の形に沿って範囲指定できました。

文字の形に添って範囲指定
次に範囲指定したエリアを少しだけ拡大します。
画面上部のメニューから、「選択」-「選択範囲の拡大」をクリックしてください。

選択範囲の拡大
どれくらい選択範囲を拡大するか設定する画面が表示されます。
ここでは拡大量を「6」にして、「OK」ボタンをクリックしてください。
※取り込んだ画像サイズにより、適切な拡大量が変わります。縁取りの厚さがここで決まるので、やってみて思った通りにならなければ、ここで指定する拡大量を調整してみてください。

拡大量を指定
下図の通り、選択範囲がわずかに拡大されて、赤文字よりも少し外側に点線が表示されていることを確認してください。

拡大された選択範囲
次に、新規レイヤを追加します。
この作業が必要な理由は割愛します。あまり深く考えず、必要な作業として覚えましょう。
画面上部のメニューから、「レイヤー」ー「新しいレイヤの追加」をクリックしてください。

新規レイヤの追加
新規レイヤ追加の設定画面が表示されます。
赤枠1か所だけ下図の通りの設定となっているか確認してください。「塗りつぶし色」が「Transparency」になっていれば大丈夫です。
確認したら、「OK」ボタンをクリックしてください。

新規レイヤの設定画面
新規レイヤが追加されて、そのレイヤ上に文字の形に沿った範囲選択が表示されていることを確認してください。
少し見にくいかもしれませんので、何かあることが確認できれば取り敢えず大丈夫です。

新規レイヤ画面
それではここから、範囲選択したエリアを黄色で塗りつぶしましょう。
ツール一覧から「バケツ」マークを選択して、下図の通り、赤枠2箇所を設定してください。
・背景色 ⇒ 黄色に設定
・塗りつぶし色 ⇒ 背景色
その他の設定項目はデフォルト設定のままで大丈夫です。

塗りつぶしの設定
範囲選択の上にカーソルを移動してクリックしてください。
選択範囲が黄色に塗りつぶされたはずです。

黄色に塗りつぶし
レイヤーの順序を変更する。
下図の通り、一番上のレイヤーが2番目になるようにしてください。
動かしたいレイヤーを選択してドラッグすると、順番を入れ替えられます。

レイヤの順番変更
レイヤーの順序が下図の通り変更されたことを確認してください。

順序変更の確認
一番目のレイヤを選択した状態で、右クリックしてください。
下図の通り、右クリックのメニューが表示されるので、その中から「下のレイヤーと統合」をクリックしてください。

レイヤの統合操作
レイヤが統合された結果、2つのレイヤだけが残りました。
またレイヤ統合したことで、画像に黄色縁取りの赤文字が表示されたことを確認してください。
最終形にだいぶ近づいてきました。長かったですね。
あとは帯を付けるだけなので、もう少しです。頑張って付いてきてください。

レイヤ統合結果

レイヤ統合後の画像表示
装飾文字の背景に半透明の帯を付ける
装飾文字が画像に埋もれないように、文字の背景に半透明の単色帯を設定してみましょう。
レイヤー一覧から、2番目のレイヤーを選択してください。
※これをやらないと以降の手順がうまくいかなくなるので、注意してください。

2番目レイヤーを選択
ツール一覧から、「矩形選択」をクリックしてください。
設定項目はすべてデフォルトのままで大丈夫です。

矩形モードを選択
画像上でマウスをドラッグし、文字を囲うように好みの大きさで範囲選択してください。
この範囲選択したエリアが帯となります。

範囲選択
それでは、範囲選択したエリアを半透明の黒色で塗り潰していきましょう。
ツール一覧から「塗りつぶし」をクリックしてください。
下図の通り、赤枠の3箇所を設定してください。
・背景色 ⇒ 黒色
・不透明度 ⇒ 60%
・塗りつぶし色 ⇒ 背景色
その他の設定項目はデフォルト設定で問題ありません。

カラーパレットの設定
範囲選択の上にカーソルを移動してクリックしてください。
選択範囲が半透明の黒色に塗りつぶされたはずです。
これで完成です!お疲れさまでした。
長い手順でしたが、慣れると1つの画像を編集するのに5分もかからなくなるので、ご安心ください。

半透明の黒で塗り潰し
編集した画像の保存
最後に編集した画像を保存しましょう。
画面上部のメニューから、「ファイル」-「名前を付けてエクスポート」をクリックしてください。
「png」や「jpg」などの形式で保存可能です。

これで今回紹介する手順は終わりです。
まとめ
画像編集ソフト「GIMP」で、帯付きの装飾文字を入れた画像を作成する方法を紹介しました。
キャッチーな画像を作成し、アイキャッチに設定することは、ブログ集客力を高める重要なWordPressテクニックの1つです。
皆さんも是非今回紹介した手順で画像編集をやってみてください。
それでは!